給湯器のつけっぱなしは危険って本当?費用や安全面のリスクを解説
さまざまな物の価格が高騰している現代だからこそ、身近な節約には気を配っていきたいものですよね。節約を観点から、ガスの給湯器の電源を都度切るかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?本記事では、電源をつけっぱなしにした場合の費用や、安全面についてお伝えします。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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給湯器のつけっぱなしは危険?
給湯器の電源を長時間切らずにいた場合でも、火災が起きたり、本体にダメージが蓄積したりする危険性は低いといわれています。理由は、電源がオンになっていても、水が出ていないときは点火しないシステムだからです。しかし、注意が必要なタイプの製品もあるので、以下で解説します。
バランス型風呂釜の場合
バランス型風呂釜は、種火で火を付ける仕組みなので、電源をつけたまま放置すると、種火が付きっぱなしになり、火災の原因となり得ます。現代で見かけることはほとんどありませんが、1990年代以前の建物では採用されている可能性があるため、注意してください。
10年以上使用している給湯器
給湯器の耐用年数は長く見積もっても10年程度で、それ以上経つと不具合やトラブルのリスクが出てくると考えられています。もちろん、購入から10年以上経った製品でも安全に使えることはありますが、なかなかお湯にならないなどの不具合が見られるときは、故障しているのかもしれません。そのような場合は、不要なトラブルを防ぐためにも電源を切って、専門業者に見てもらいましょう。
給湯器のつけっぱなしは光熱費に影響を与える?
ここでは、給湯器のつけっぱなしが、光熱費に及ぼす影響について解説します。
電気代
給湯器のスイッチを入れて画面をつけたままにしていると、他の電化製品と同様に待機電力がかかります。しかし、契約している電力会社や契約内容にもよりますが、待機電力の消費による電気代は、月に数十円程度であり、1年あたりで試算しても数百円ほどです。気にしすぎる必要はありませんが、その都度消すことで少なからず節約効果が期待できます。
ガス代
ガスは、お湯を出さない限り燃焼されないため、給湯器をつけっぱなしにしていてもガス代はかかりません。そのため、ガス代に関しては電源をつけっぱなしにしても問題ないでしょう。お湯を出している間だけ、ガス代がかかると考えてください。
給湯器のつけっぱなしは機械の寿命が縮まる?
給湯器の電源を常に入れっぱなしにしていても、寿命が縮まる可能性は低いでしょう。寿命には・着火回数・通電する時間・燃焼時間の3つの条件が関係しています。本体へのダメージが気になる方は、何度もお湯を流したり止めたりすることを減らす方が良いでしょう。
寒い日はコンセントを抜かない
給湯器にはほとんどの場合、凍結予防ヒーターと呼ばれる機能が付いています。凍結予防ヒーターとは、外気温が著しく下がる寒い日にヒーターが自動で作動し、配管の凍結を防いでくれるものです。
ヒーターはリモコンの電源がオフ、または省エネモードの状態でも問題なく作動します。ただし、コンセントを抜いてしまうと動作しなくなりますので、配管が凍結する可能性がある時期は、本体ケーブルをコンセントから外さないようにしましょう。
給湯器のつけっぱなしは、大きな問題なし!
本記事では、給湯器をつけっぱなしにした場合の費用や、安全面について解説しました。通常は、つけっぱなしにしていても大きな問題はありませんが、バランス型風呂釜の場合は火災を引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、電源をその都度切ることで、わずかながら電気代の節約が可能です。
電源を入れておくか、その都度切るかお悩みの方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。