給湯器の修理費用の目安は?修理・交換に迷った際の判断方法もご紹介
温かいお湯を出すのに必要な「給湯器」ですが、故障した際には、修理しようか交換しようか迷ってしまうものです。そこで今回は、給湯器の修理や交換にかかる費用の目安をご紹介します。修理または交換のどちらにしようか迷った場合の判断方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
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給湯器が故障した際の症状と原因
ここでは、給湯器が故障した際の代表的な症状と考えられる原因をご紹介します。
お湯が設定温度にならない
設定温度よりも温度が低いと感じた場合は、優先モードになっているのかもしれません。優先モードを解除しても、設定温度よりも低く感じるのであれば、給湯器の制御系統または燃焼系統の故障が考えられます。給湯器自体が劣化している可能性もあるため、判断のためにも業者に点検を依頼してみてください。
お湯が出なくなった
お湯が出ない原因は、ガスの元栓の開け忘れや故障、電気系統のトラブルなど、さまざまなケースが考えられますが、なかなか原因が見当たらない場合は、給湯器の故障かもしれません。お湯が出ない蛇口が1つのみの場合は、蛇口が故障していると考えられますが、キッチンやお風呂など複数の蛇口から給湯できない場合は、給湯器の故障であると考えて良いでしょう。
いつもと違う音がする
給湯器の運転音が普段と異なると感じた場合は、故障のサインかもしれません。音によって症状が異なるため、原因を突き止めるためにも、業者に修理と点検の依頼をしましょう。
異臭がする
ガスの残量が少なくなると、異臭がする場合がありますが、これは故障ではありません。判断が難しい症状として、給湯器付近で酸っぱい匂いがしたり、排気口周りにいると目がチカチカしたりなどの一酸化炭素中毒症状が出た場合は、ガス漏れを疑いましょう。すぐにガスの元栓を閉めて換気をし、ガス会社に連絡してください。
給湯器の修理・交換にかかる費用目安
ここでは、給湯器の修理や交換にかかる費用の目安をご紹介します。
給湯器の修理と点検にかかる費用の目安
給湯器の修理と点検にかかる費用は、故障した部分や必要な部品にもよりますが、およそ8,000円〜20,000円程度です。家に来てもらうための出張費がかかるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
給湯器を交換する際にかかる費用の目安
給湯器を交換するためには、新しい給湯器本体の費用と、交換工事にかかる費用の2つを念頭に置いておきましょう。給湯器の価格は、省エネ性能の高さや、床暖房機能と追い炊き機能の有無によって大きく異なります。安いもので30,000円程度、性能の良いものだと500,000円程度を見ておきましょう。また工事施工費用は、およそ40,000円〜60,000円ほどが目安です。
修理・交換に迷った際の判断方法
ここからは、修理と交換のどちらを選ぼうか迷った場合の判断方法をお伝えします。
メーカーの保証期間をチェックする
まずは、メーカーの保証期間をチェックしましょう。メーカーの保証期間内の故障であれば、無償で修理してもらえるため、修理を選んだ方が得策です。保証期間内であれば、耐用年数はまだきていないと考えられるため、修理をすればその後も十分に使用できるでしょう。
使用年数を確認する
修理と交換で迷った場合、使用年数で判断する方法もあります。給湯器の耐用年数は約10年ほどですが、購入してから7年ほど経った製品関しては、交換を検討した方が賢明です。7年以上使用している給湯器でも、修理して使用することは可能かもしれませんが、修理してすぐに再度不具合を起こすことも珍しくないからです。
修理を繰り返すとその分費用がかさむため、古くなった給湯器は交換した方が良いでしょう。
給湯器が故障したら、費用と状況を見て判断しよう
本記事では、給湯器の修理や交換にかかる費用の目安をご紹介しました。比較的新しい給湯器であれば修理で十分に対応できますが、7年以上使用している給湯器は交換を検討しましょう。修理か買い替えで迷った際は、ぜひ本記事の内容を参考に判断してみてください。